2010年6月13日日曜日

ドンキーコング

ドンキーコングが帰ってきた!
傑作アクションパズルゲーム
発売日 1994年6月14日
価格 3900円(税別)
ジャンル アクション
発売 任天堂
VC 300p
ゲームボーイカラー
ゲームボーイ
SGB
赤外線通信 ×
通信ケーブル ×
ポケットプリンタ ×

ゲーム画面(SGB)

タイトル画面

最初のステージ

ステージ選択画面

ステージ画面
このソフトの解説

 ドンキーコングシリーズは様々なものが発売されていますが、このゲームはアーケードやファミコンで出ていた、「ドンキーコング」の系譜です。これの後にマリオVSドンキーコングシリーズへと発展しました。

 今作はスーパーゲームボーイと同時に発売されたソフトで、スーパーゲームボーイに完全対応しています。スーパーゲームボーイでのプレイ時には綺麗なカラーとなり、一部の効果音や音楽もSFC音源を使ってパワーアップしています。

内容

 マリオを操ってドンキーコングからお姫様を助け出すのが目的です。今作はアクション要素だけではなく、パズル的要素も含んでおり、基本は鍵を持って扉のところまでいくとクリアとなります。しかし、4の倍数ステージと最終ワールドはドンキーコングとの対決ステージとなっています。また、ステージ中の3つのアイテムを集めた上でステージクリアすると、スロットかルーレットのボーナスゲームをする事ができます。

 このゲームの特徴は2Dアクションでありながら、アクションがもの凄く豊富なところです。逆立ち、逆立ちからのバク転、バク転からの2段ジャンプ、側転等3Dマリオを髣髴とさせるようなジャンプアクションが可能となっています。また、敵や物の上にのってBを押すと、それを持ち上げる事ができ、これはマリオUSAのアクションとほとんど一緒です。他にも、ハンマーを使ったテクニックがあったり、鉄棒にぶらさがって大車輪ジャンプをしたりと、もうとにかくアクションが豊富です。

 ドンキーコングとの対決面以外では鍵を使ってステージをクリアしていきますが、鍵は一度持ち上げてから下ろすと、一定時間後に元の位置に戻ってしまうという制限があります。持ち上げている際はアクションが制限されるため、鍵を運ぶために様々な工夫が必要となります。また、スイッチを使った仕掛けや、一時的に出せる梯子を使った仕掛け、移動床を使った仕掛け等様々なギミックがあり、それらを上手く使わないとクリアできないようになっています。

 ステージ数は全部で100ステージ以上と大ボリュームとなっています。アクション+パズル要素を持ったゲームなので、かなりやり応えがあるんじゃないでしょうか。

評価

 アクションやギミックが豊富で、動作も軽快という素晴らしい特徴があるのですが、それだけアクションやギミックが多いと一度に覚えるのはさすがに大変です。しかし、その点はしっかりと考えて作られており、ドンキーコングとの対決ステージ後のデモでアクションやギミック、テクニックを紹介してくれます。そうやってステージが進むにつれて、少しずつ習得できるようになっています。また、敵キャラクターの数もとても多く、それぞれ特徴を持っているためプレイが飽きにくくなっています。

 アクションを徐々に習得するといっても、最初のステージでそれらのアクションが使えないわけではありません。当然、最初のステージから高度なテクニックを駆使してクリアしていくことも可能です。序盤はそういった高度なテクニックを利用すれば、簡単にクリアできたりします。そして、今作はクリアタイム(時間毎に減点方式)が記録されるため、タイムアタックに興じる事もできます。高度なテクニックを駆使していかにタイムを縮めるか考えながらプレイするのも結構熱いです。

 ステージ中の3つのアイテムは本来取る必要はありませんが、取るのが非常に難しい場所にあったりして、無理に取った方が絶対残機数減るけど、あんな所にあったら意地でも取りたくなるだろ!という気持ちにさせてくれたりします。

 遊び心も忘れていないですね。最初のワールドは過去のドンキーコングを再現した懐かしいステージとなっていたり、途中にもドンキーコングJrや3を再現したようなステージがあるなど、シリーズを遊んだことがあれば、ニヤッとする様な要素等もあったりします。

 音楽もとても良くできていると思います。アクション+パズルであるため難しいステージでストレスが溜まってしまうこともありますが、繰り返し聞いていてもストレスにならないような曲が多く、大変プレイしやすい環境になっています。またボス戦の曲やエンディング曲も面白い曲だと思います。

総評

 アクション要素、パズル要素、ボリューム、ステージ構成、やりこみ要素や音楽、どれも非常に良くできており、大変高い完成度を持っています。難点を挙げるとすれば、難易度が少し高いという点です。マリオだドンキーだと思って油断してると、「えっ」となってしまうかもしれません。結構本気で頭と腕を使う必要があったりするため、そこは注意してください。

 懐かしいステージと、新しいアクション。古いものをしっかり継承した上でパワーアップさせてる今作は、大変お勧めできる作品だと思います。ラストのワールドとラスボス戦はなかなか面白い作りになっているため、是非、最後までプレイしてもらいたいです。

評価:★★★★☆

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