2009年5月31日日曜日

GBASPからフロントライトを摘出する

フロントライトGBCの作り方
フロントライトSCの作り方

フロントライトの摘出及び準備の作業を解説します。







まず、GBASPの上画面部分を分解してしまいます。
画面外枠部分にゴム上のカバーが5箇所あると思いますので
先の細い物などを使ってこれらを外してしまいます。
そうするとY字のネジが見えてくるのでこれも外します。


ここからの作業はフロントライト(導光板)に傷をつけないよう慎重に行います。
ゴム手袋があれば必ず着用してください。素手でフロントライトを触ってしまうと
手の油のくっきりとした汚れが付き、落とす事が困難なため気を付けて下さい。
また作業中に埃が気になるようならエアダスターで吹き飛ばしてください。
エアダスターは噴射の仕方により液状の中身を吹き出すことがあり
これがついてしまった場合も掃除する事が困難なため
エアダスターの説明を良く読み注意して行ってください。


それでは本体を閉じた状態にして画面の裏蓋を外します。
そうすると液晶装置一式の裏側が見えると思います。


ここの右側部分になにやらオレンジ色の怪しげな物があると思います。
これは本体とフロントライトを接続している部分(以降接続部分と呼びます)です。

この接続部分の間に半田ごてを入れてくっついている部分を剥してください
余り強引にやると切れてしまったりするため注意してください。

剥し終わったらとりあえず液晶一式からフロントライト部分を取ってしまいましょう。
まず液晶前面の保護ガラス部分を剥がします。

これはテープでフロントライトの枠部分とくっついています。
保護ガラスの方が外側にはみ出しているため簡単に剥がせると思います。
そしてその下のテープもペリペリと剥がしてしまってください。

テープを剥がしたらフロントライト部分がぽろっと出てくるのでこれを取り出します。
先ほどの本体との接続部分は下のほうの小さな穴から通せば問題ないはずです。

ここで取り出した物がフロントライト部品一式となります。



次に、以降の作業を行い易くするため
予め接続部分に線材を配線しておきます。
使用する長さがこの時点ではわからないため
線材は長めに確保しておいてください。

接続部分の左側が+、右側が-になっています。

半田が付いている場所にそのまま配線してしまうと
強度的に問題があるため少し工夫します。
*この作業を行わないとすぐに断線してしまうため必ず行うようにしてください。

接続部分の半田がされている部分の上下をカッターで
少しずつ削り、中の銅部分に半田を出来るようにします。
この時中の銅まで削りとらないように注意して下さい。

半田するのに十分なスペースを削りとったら+側-側両方共
一本の線材を上下跨ぐように半田付けを行います。(以下画像参照)

予め配線する箇所に半田を流しておくと作業がやりやすくなります。
また、配線する線材は+,-で色分けすると後の作業が楽になります。

配線が完了したら絶縁テープを被せて絶縁するとともに
接続されている場所にかかる負荷を減らします。


以上でフロントライトの摘出作業は完了です。

1 件のコメント:

  1. 一本の線材を上下跨ぐようにとはどういう意味ですか?
    画像を見てもよくわからないのですが。

    返信削除