携帯機との相性の良さはやばい
発売日 | 1995年3月14日 |
価格 | 3900円(税別) |
ジャンル | パズル |
発売 | 任天堂 |
VC | 400p |
ゲームボーイカラー | ― |
ゲームボーイ | ○ |
SGB | ○ |
赤外線通信 | × |
通信ケーブル | × |
ポケットプリンタ | × |
お絵かきロジックを任天堂が携帯ゲーム機に落とし込みました。後に続く、「ピクロス」シリーズ最初のソフト。
お絵かきロジックは今でも人気が続いているほど完成されたパズルであるため、そういったものが好きなら外れることはないであろう安定ソフトです。
ピクロスシリーズにはお絵かきロジックをやったことがない人でも遊べるように、簡単なチュートリアルが用意されています。また、初心者用のやさしい問題も64問用意されています。この辺は任天堂らしく大変親切な設計となっています。
通常のモードは最初にキノココースしかありませんが全64問をクリアすれば、同じく全64問のスターコースが出現します。それも全問クリアすることができれば「タイムトライアル」ができるようになります。公式サイトによると全256問となっているので、タイムトライアルモードも同様に64問あると思われます。
基本的なルールはお絵かきロジックと同じものになっています。この「ピクロス」の特徴的なシステムを以下に挙げます
- 制限時間制
- 最初に一回だけヒントが使用可能
- 間違った場所を削ると制限時間が減らされる
- 問題は15*15マスが最大
タイムトライアルモードは通常のモードとは仕様が異なっています。
- ヒントの使用は不可
- 間違ってる場所を削っても判定しない
通常のモードでは間違ってるかどうかの判定があるためいつまでも終わらない、ということにはならず進行状況を明確にすることができます。この仕様は初心者には大変ありがたいものになっています。チュートリアルややさしい問題も用意されているため、初めてピクロスやお絵かきロジックで遊ぶ方には大変お勧めできますね。
しかし、タイムトライアルモードの仕様が好きな人は、合計128問を解かないとプレイすることができません。また、このモードでは問題を選択することができません。問題の選別がランダムなのか順方式なのかは不明です。タイムトライアルモードだけでも多数の問題を用意しているようなので、このモードも選択方式にして欲しかったところです。タイムトライアルでは名前の通りクリア時間が記録されますが、記録されるタイムは問題別では無く、違う問題だろうがなんだろうが「一番早く解いたタイムのみ」記録されます。この仕様は正直もって無駄としか言いようが無いかと…
問題数は十分とは言えないかもしれませんが全問クリアする頃には結構満腹な感じになれそうなボリュームはあります。問題の難易度はスターコース後半になるとさすがに難しくなってきますが、ヒントシステムや間違い判定のおかげで積んでしまうことにはならないと思います。またGBの解像度の制限からか15*15マスの問題が最大となっているため上級者向けの高難易度な問題は収録されていません。その点上級者にはちょっと物足りないかもしれません。
携帯機で手軽にできるためついつい後1問後1問とプレイしてしまい、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうなんてこともままあります。やはりお絵かきロジックって優秀なパズルなんだなと改めて思ってしまいます。
シリーズ最初の作品ということで完成度はそれなりで結構荒削りなものになっています。しかし、ボリュームはそこそこあり、タイムトライアルまで10時間以上は遊ぶことができます。ということでやはり暇つぶしには最適なゲームですね。
だらだらしながらピクロス。力を抜いてちまちま遊べるのは携帯機ならでは。元が元なのでこういうのが好きな方にはお勧めです。
評価:★★★☆
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