2005年9月24日土曜日

ドクターマリオ

誰でもお手軽落ちものパズル!
ドクターマリオで細菌撲滅
発売日 1990年7月27日
価格 2500円(税別)
ジャンル アクションパズル
発売 任天堂
VC 400p
ゲームボーイカラー
ゲームボーイ
SGB
赤外線通信 ×
通信ケーブル
ポケットプリンタ ×

ゲーム画面

タイトル画面

選択画面

LV00開始時

横&縦同時消し
このソフトの解説

 FCと同時発売し合計350万本以上販売された定番落ちものパズルゲーム。FC世代の人はFCかGB、どちらかで触ったことがあるんじゃないでしょうか。以降も様々な機種で発売されており、最新機種でもWiiウェアやDSiウェアといった形でリリースされています。ルールが単純なので初めての人にもお勧めできる作品。

 GB版はFC版よりも横のラインが少ないため高難易度がより難しくなっていたりします。また、連鎖時の音楽はFC版には収録されていないようです。

内容

 上から落とされる2色のカプセルを使ってウイルスを消していきます。ウイルスとカプセルは両方とも、同じ色を縦か横に4つ以上くっつけると消滅します。

 収録されているモードは、シングルモードと2P対戦モードです。シングルならレベルと落下スピード、それから曲を2曲の中から選んで後はゲームを開始するだけです。テトリスとかと大体同じですがエンドレスモードは残念ながら収録されていません。

 選択するレベルで決まるのは最初に存在しているウイルスの数です。しかし、最初の頃に重要なのはどちらかというとスピードの方です。慣れないうちは低速でやり、次に中速、慣れてきたら高速でやるといいです。また、5レベル毎にデモ映像が流されるので目標を立てながら進めることができます。

 ただし、低速の場合でもレベル15を越えた辺りから難しくなります。レベル18以降は運の要素も絡み、レベル20の場合初手から積んでる場合も多々あります。ファミコン版よりラインが少ないためこうなってしまったんだと思いますが、パズルゲームとしては若干問題があるような気がします。

 オマケみたいなものですがレベル20をクリアした場合、そのままレベル21を続けることも出来ます。しかし、リトライも出来ず一発勝負なので、ここから先は完全に運任せとなってしまいます。私はFC版は24、GB版は22が限界でした。

評価

 このゲームのシステム上最初が難しく、後になる程簡単になってしまいそうですが、投げたカプセル数によりスピードが徐々に上がっていくシステムになっているため、後半でもひとつのミスから一瞬で駄目になってしまうことがよくあります。このバランス調整は大変良くできていると思います。

 どの落ちものパズルでも、連鎖や大量に消す事などによる爽快感が重要だったりします。しかし、ドクターマリオの場合には単なるブロックを消しているのではなく、明確な敵となるウイルスを消していくゲームとなっているため、連鎖などを使わずに単発で消した場合にも爽快感が得られるようになっています。消した時になる効果音も爽快感を引き立てています。これにより、初心者の方でも難しい操作をせずにこのゲームを楽しむことができるわけです。

 上級者や落ちものパズル好きの方は、連鎖や高難易度のテクニックを駆使して楽しむこともできます。横消し、十字消し、下からそろえて消す、等を組み合わせて連鎖を構築したり高難易度を攻略したりして遊ぶことができます。特にレベル19、20になった場合、横消し下消しを使わないとクリアは非常に困難です。高難易度をクリアするのは大変難しく、その感覚は針に糸を通す感じに似ていますね。ほんの数パターンの成功例を考えて、それに向けてミスをしないようにギリギリまで粘ってクリアまで持っていきます。上手くいったときにはそれなりの満足感を得られると思います。

 LV20スピードHIをクリアできればエンディングが見られるので、そこまで頑張ってみて欲しいですね。スピードHIの場合、初速でも左右押しっぱなしだと隅まで届きません。しかし、連打をすれば初速の次の速度辺りまではギリギリ届くので、速度が上がる前に消せるようなら端から優先的に消すと良いです。もしも、届かなくなってしまった場合には、横消しや下消しを駆使して頑張ってください。消せない列をそのまま残して、最後に横消しでスペースを作って下消しで消していくという方法もあります。

 収録されているBGMも大変良いですね。FEVERは耳に残るテンポの良い曲で、CHILLの方は独特な音楽でこのゲームの雰囲気がよく出てると思います。両方ともBGMとしては長いものになっていますが、とても印象に残る曲です。また、効果音も良く出来ており、特に4連鎖時の効果音は面白いものになっているので一度聞いてみて欲しいですね。

総評

 初心者から上級者まで老若男女問わず、誰にでも楽しめるものに仕上がっていると思います。

 高レベル時の配置の調整が惜しいという点はありますが、だからこそギリギリのプレイができるともいえます。また、モードが少なくエンドレスが無いため、延々とやるタイプでは無いことが挙げられます。

評価:★★★☆

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