SCにフロントライトを取り付ける

フロントライトSCの作り方
1. GBASPからフロントライトを摘出する
2. SC本体を加工する
3. SCにフロントライトを取り付ける

ここから実際にフロントライトの取り付け作業を行いますが
この作業中に傷等が出来やすいため細心の注意を払いながら行ってください。




※フロントライトを持つとき等には必ず
　薄手のゴム手袋等を着用してから行ってください。
　フロントライトは非常に傷や汚れがつきやすく、
　指紋等が付いてしまった場合には取ることができません。

まず、液晶画面前面にARフィルム(AR機能付き保護フィルム等)を取り付けます。
これがあるのとないのとでは仕上がりにかなりの差が出ます。

用意したARフィルムを液晶のサイズにカットします。
この時液晶より少しでも大きく切ってしまうと
本体を閉じたときに気泡が入る原因となってしまうので
液晶ギリギリかほんの少し小さめに切る事をお勧めします。

取り付け方法は各フィルムの説明を読んで行ってください。
エアダスターを上手く使いながら取り付ければそれほど難しくありません。


次に、摘出したフロントライトを下記画像の様に本体に設置します。

一度設置すると粘着テープで固定されてしまうので、必ず保護画面の
埃と汚れをエアダスターや柔らかい布等で取り除いてから行ってください。
またフロントライトの埃も同様に取り除いて
間に埃等が入らないように注意して作業を行ってください。

フロントライトの設置が終わったら
液晶をその上にそのまま乗せ、基板も乗せてしまいます。
この時フロントライトの接続部分と液晶のケーブルを上に出してください。
その後液晶のケーブルを基板に繋げてしまいます。


次に、配線作業を行います。
まずは電源位置に線材の配線をします。
下記画像で示される位置が電源位置です。

電源に配線したら80～100Ωの抵抗を取り付けます。
この時に抵抗が本体上部のスペースに収まるように長さを調整します。
※ここから先の画像は作業手順確立前の物で一部配線方法が
　異なっていますが記載手順の方が作業が行いやすいため参考としてください

抵抗の反対側にも線材を配線します。
その後むき出しの抵抗部分をスミチューブや絶縁テープを使って絶縁します。
絶縁が終わったらスイッチへ配線します。

次に、フロントライトの接続部分から伸びているプラス側をスイッチに配線します。
マイナス側を下記画像で示されるGNDの位置に配線します。

両方とも丁度良い長さに切断してから配線を行ってください。

ここまでで配線作業が完了しました。
ひとまず点灯及びスイッチの確認を行いましょう。
下記画像の様に電池ボックスとソフトを取り付け
ひっくり返さないように注意しながら電源を入れます。

この状態でスイッチのON,OFFを操作して点灯するかどうか確認してください。

上手く点灯できている事が確認できたら基板等を抑えたまま
（中央のカートリッジ差込口を抑えて持つと危なくありません）
表側から画面に埃等がないか確認します。
もし大きな埃があればエアダスターで内部の埃を飛ばしてください。



ここまで上手くいったら最後にスイッチをホットボンド等で固定します。

その後線材を挟まないように位置を調整しながら本体を閉じます。
（抵抗は本体上部のスペースに収めると上手くいきます。）
※閉じた時に初期状態よりも本体に隙間ができることが
　ありますが、少しであれば気にしないで大丈夫です。
　気になるぐらいの隙間があれば、恐らく線材が挟まって
　しまっているので一度開けてから再度調整しつつ閉じてください。



大変長かったですが以上で全作業完了です。
ワンダースワンの場合にはフロントライトへの加工が必要ないため
上手く作業すればGBASP並かそれ以上のフロントライト機が出来ます。
興味がある方はチャレンジしてみてください。